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矯正装置のトラブルについての対応(ワックス)

2018.03.09

矯正装置である「ブラケット」は昔のイメージだと金属で目立つことを考えてしまいますが、実は今となってはブラケットにも様々な種類があります。目立たない装置や見えない位置に装着するなど様々な工夫で進化を遂げてはおりますが、矯正装置を装着することで不快感があることは確かです。今回の記事ではブラケットの不快感や対処法、更には外れた時の応急処置についても詳しく説明していきます。

【ブラケットの種類と不快感】

ブラケットとは、矯正する際に使用するワイヤーを通す小さな装置のことで歯の表面に固定します。ブラケットはメタルブラケットといわれる金属性のブラケットが代表的で、目立ちはしますが金属製のブラケットは強度も高くて費用も安いです。一方、目立たないことを重視して作られた審美ブラケットは樹脂やセラミックですので金属アレルギーの方にも適しています。しかし、金属製のブラケットと比較すると強度も多少劣りますし費用も高いです。また、ブラケットはリンガルブラケットといわれる歯の裏側に装着可能なものもあります。歯の裏側に矯正装置をつけるので矯正装置が見えにくく人目は比較的気にならなくなります。ブラケットは基本的に表側につけても裏側につけても、唇や舌に装置が触れることで最初は違和感を感じやすいものです。食べ物によっては引っ掛かって食事がしにくいと感じたり、話し方も装着前とは変わりますので発音がしづらい場合もあります。

【矯正用ワックスで対策】

上記のようにブラケットを装着することでブラケットやブラケットに通すワイヤーが唇や粘膜などに触れて違和感を感じるだけでなく、擦れて痛くなることがありますから矯正用ワックスという便利なものがあり対策できます。ブラケットを覆える程の微量を指にとり、ブラケットを隠すように押し付ければ良いだけで簡単な作業で済みます。

【応急処置にも使える】

矯正用ワックスは不快感の対策としてだけではなく、例えばブラケットが脱離しかけたりワイヤーが破損した場合にも役に立ちます。破損したまま放置すれば歯が動いてしまうので、可能な限り早急に通っている矯正歯科の先生に連絡して直してもらいましょう。修理するのは早ければ早い方が良いです。矯正歯科に行くまでの間に破損部分が唇などに当たり痛くなったり傷つく可能性もあるので、ワックスで一先ず覆い一時的にしのぐことができます。

■まとめ

ブラケットは見た目には小さなものではありますが、いざ口の中に装着すると思っていた以上に違和感を感じるという方もいらっしゃいます。そんな方の為に矯正用ワックスがありますので安心して矯正治療を行っていけますね。また、応急処置法も普段から頭に入れておくと、いざという時に慌てずに済みますので是非覚えておきましょう。

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