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出っぱ・でこぼこの治し方(上顎前突・重度叢生)

2022.07.04

JR奈良駅から徒歩3分の氏井矯正歯科クリニックの氏井です。今回はでっぱ・でこぼこの矯正治療について説明したします。

矯正相談

上も下もでこぼこしていて、出っ歯を改善したいことで来院されました。出っ歯を改善するためには抜歯が必要なことを十分説明して同意を得られたので抜歯を併用した矯正治療をすすめました。

治療経過一ヶ月目

矯正装置がついて上の抜歯がおわった状態です。抜歯のタイミングは、装置がついたあとで、信頼が置ける近くの歯科医院にお願いしております。初めて装置がつくため、唇に装置が当たる違和感や歯が動く痛みで不安を感じられる方がいらっしゃいます。基本的に、痛みは3日から7日間ほど続きますが、その期間を経過すると痛みが治まります。その期間を超えても、鋭い痛みがある場合は、当院にご連絡ください。

治療経過4ヶ月目

この写真は治療経過して4ヶ月目ですが、月に一回来院していただき、毎回ワイヤーの強さや硬さを変化をさせています。この状況は上の犬歯をうしろに引っ張っています。後ろに引っ張ることで前から二番目の歯の歯並びを改善させています。下あごに装置をつけるのは、患者さんによってタイミングを変えていますが、多くの人は半年以内につけており、同時に矯正装置をつける方もいらっしゃいます。

治療経過8ヶ月目

上にも下にも装置をついている状態で、下の抜歯も終了しています。上のでこぼこは一ヶ月目と比較してほとんど改善していて、歯を抜いたスペースが残っている状態です。そのスペースを利用して前歯全体を後ろに下げていきます。下も上と同じように抜歯をして歯並びの改善を行っています。

*前歯を後ろに引っ張ると奥歯は前にいきます。奥歯が前に行くと前歯が最大限後ろにいかないので、奥歯が前に行かないような装置を、この患者さんは装着しています。この装置の他にもインプラントアンカーというピアスのようなもの装着することもあります。

治療経過12ヶ月目

歯を抜いたスペースを閉鎖するために上の前歯を後ろに下げる必要がありますが、上下の前歯のかみ合わせが強くあたっているため下げることができません。そこで、ワイヤーで上下の前歯の位置を改善しています。
この時期から細かい動きになってくるので、
装置はいつ外れるのかという質問がでてきます。

治療経過16ヶ月目

上と下の前歯のかみ合わせが改善したと同時に歯をぬいたスペースを閉鎖しています。

治療経過20ヶ月目

ワイヤーで細かい調整をしております。この時期からいつ装置をはずすのでしょうか?などの質問をお尋ねされます。

終了 治療経過24ヶ月目

約2年の治療が終われば、装置が外れます。

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