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装置をつけられた方へ 

氏井庸介

氏井矯正歯科クリニック
院長 氏井庸介

DOCTOR PROFILE

2022.10.21

痛みについて

口の中に装置が入ってから、歯が動く痛みがでます。

個人差がありますが、3〜7日ほど続くこともあります。

最初の数日間、多くの方が身体が順応するまでは痛みを感じられます。

全体的に浮いたようなかんじで固いものが噛めなくなります。

これは歯が動きはじめた症状です。どうしても我慢できない時は痛み止めをお渡ししますので、ご相談ください💊

 

痛みの種類に関しては、こちらをご覧ください🙇

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矯正中の食事について

歯の動く痛みがある数日間は、なるべく軟らかいお食事を摂ってください

 

痛みがなくなれば 通常の食事をしていただけますが、大きくて固い食べ物は前歯で丸かじりされますと装置が外れたり、壊れたりする原因にもなります。

なるべく小さく切って奥歯で噛むようにしてください。

濃い色のお食事や飲み物(カレー・ミートソース系・コーヒー・ワイン等)で

歯につけている装置(ブラケット)の変色はないですが、ブラケットやワイヤーにつけているゴムのリングやチェーンのようなものは変色、黄ばんだりしてしまいます。

変色しても劣化しているわけではないので、ご安心ください。

これら ゴム製のものは来院時に交換可能です。



装置の異和感について

装置をつけたことで、最初は違和感・異物感があって慣れない感じがありますが、指や舌で触りすぎないようにしてください。

 

装置で口が閉じにくい感じになり、口呼吸になってしまうこともあります。

口が開いた状態になると、口の中が乾燥し唾液(ツバ)が行きわたりにくくなります。唾液には自浄作用があるのでお口の中が乾燥すると口臭の原因になることもあります。

少しずつ装置に慣れた頃からは、意識的に口を閉じて、お鼻で息をする鼻呼吸を心がけてください。




装置が外れた場合

特に最初のころは、食べ方を気遣っていても歯につけている装置が外れやすいです。

歯並びが安定してくると、外れにくくなってきますが、一度外れると数回続くこともあります。

その際は 装置の種類を変更したり、接着剤を変えたり、その都度しっかり説明させていただきしっかり対応していきます。

 

ワイヤーが出てきた場合

ワイヤーの種類

メインワイヤー:装置の溝に入れて全体の歯をつないでいるもの

リガチャーワイヤー(細いワイヤー):一部の装置とメインワイヤーを結んでいるもの

 

メインワイヤーは、歯が動くと奥から出てくることがあり、粘膜にあたっていたくなることがあります

リガチャーワイヤー(細いワイヤー)は、結び目のねじれ部分を内側に入れてありますが、ねじれ目が歯磨きやお食事で、とびでてきて粘膜を傷つけてしまうことがあります。

青印が細いワイヤーがとびでている状態

緑印が内側に入っている状態

 

どちらのワイヤーの痛みにも、ワックス(保護剤)でカバーして、ご連絡ください

 

ワックスについて

 

口の中の器具が当たったりこすれたりして、痛いときに貼り付けて使うものです

 

1 適当な大きさに切って丸めてください

2 カバーしたい部分を綿棒やティッシュ等で拭き、しっかり乾燥させてください

 (しっかり乾燥させないとすぐに、はずれてしまいます)

3 軟らかく練ったワックスを器具に貼り付けてください

*食事をする時、歯磨きをする時は外すようにしてください

*飲み込んでももんだいはありません

*ワックスは常温で保管してください(高温はベトベトします)

 

ワックスのつけ方

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矯正治療中に虫歯がみつかった場合

かかりつけ医、あるいは当医院で連携のある一般歯科にご紹介いたします。

虫歯治療を優先していただき、矯正装置は医師の判断でつけたままでできることもあれば、一時的に一部を外すことになりますが、しっかり連携をとって進めていきますので、ご安心ください🙇

 

歯学博士(歯科矯正学専攻)氏井庸介

歯科衛生士 N.K

 

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