当院は、初診でCTを撮影しますが、その理由は三つあります。
1 骨格と歯と口元のバランスを確認するため
2 歯の生え変わりで問題があるかを確認するため
3 特別な病気を見つけるため
これらを把握することで、患者様一人一人に合った矯正治療について初診で説明することが可能となります。
目次
「よくある質問」
子供の矯正治療はいつからすればいいのでしょうか?
→当院の矯正治療は、基本的に10歳ぐらいからの矯正治療を推奨しており、上の前歯の永久歯が2本生え揃ったあたりが適切な時期と考えております。もし可能であれば、理由については、下記の動画でご説明しております。
今回は、歯の生え変わりで問題がある場合について説明します
1人目、大人の歯の生え変わりの位置異常について
他院で、歯の生え変わりが問題であるから当院にご紹介されました。
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お口の中を見ると、たしかに上の歯の一部が重なって生えているのが確認できますが、
お口の中だけでは診断できないので、レントゲンを撮影し「子供の歯」と「大人の歯」の生え変わりを確認します。
右側に関して
外側にあるのが子供の歯で、内側にあるのが、大人の歯です。
これに関しては、子供の歯を抜歯すれば大人の歯が自然に生えることが多いです。
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左側に関して
右側の犬歯との違いは、大人の歯が外側にあるのように見えるかもしれません。
左側と同じように、子供の歯を抜歯するだけで問題ないのかな??
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ただし、よく見ると犬歯の生える方向が、後ろの奥歯の方向にはえています。
このままでは、他の歯の生える歯を邪魔してるので矯正治療で歯を動かす必要があります。
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この患者様は、現在矯正治療中ですが、ここまで歯の生え変わりが改善しております。
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この患者様について簡単に治療経過の写真をinstgaramで載せています。
2人目 犬歯の埋伏について
15歳ぐらいの方で歯並びガタガタしてるので、改善してほしことで治療を希望されました。こちらがカウンセリングでのお写真です。
ガタガタも確認できますが、本来なら抜けている子供の歯が存在することや、右上の犬歯がまだ見えていないことが気になるので、レントゲン撮影をしました。
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レントゲン撮影した所、右上3の犬歯が右上2と接触しているのが確認できます。これは、早めに子供の歯を抜いて右上3を→の方向へ正しい位置に引っ張ることが重要です。ただ、この方の場合は、上下のデコボコを改善することが目的なので大人の歯の抜歯も必要となります。
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なぜこのような状況になるのか?
右上犬歯が前方の位置にあると正しい位置に生えるのは、64%と言われています。大人の犬歯が正しい位置に生えるかは、子供の犬歯の位置をレントゲンなどで確認をしを確認することが重要です
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3人目 子供の矯正治療は、いつ必要なのか?
初診
他の歯医者さんで、前から数えて2番目の歯が生える隙間がないので、アゴをひろげる矯正治療をしたほうがいいのではと言われ、心配で来院されました。(当時8歳)
レントゲン画像だけ見ていれば、歯の生える隙間がないためアゴを広げる必要がありますが、歯の生え変わりに緊急で治療をする必要がなかっため前から2番目まで生えるまで経過観察を行いました。
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1年半年後の経過観察
心配していた前から数えて2番目の大人の歯が生えてきました。ただし、前から数えて3番目の歯のはえるスペースが足りないのがレントゲンでわかります。そのため、アゴを広げる装置が必要と考えます。
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しかし、「奥歯の位置が正しい位置にあること」や「前歯の歯並びがきれいであったこと」などから、緊急性もないため何も治療をせずまた再度、経過観察を行いました。
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3年後の経過観察
注意 歯並びやあごの成長には個人差があります。
まとめ
今回は、歯の生え変わりについてご説明しました。矯正治療は治療期間が長いため当院では最初のカウンセリグを大事にしているのでCT撮影を行い治療方針の説明を行っております。