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ブラケット矯正装置の付け方の種類

氏井庸介

氏井矯正歯科クリニック
院長 氏井庸介

DOCTOR PROFILE

2023.11.02

ブラケットをつける方法の違いとは?

矯正装置はどうやってつけるのでしょうか?

一つは、矯正医が直接お口の中でブラケットを装着する「ダイレクトボンディング法」。もう一つは、事前に準備した特別なトレーを使ってブラケットを装着する「インダイレクトボンディング法」がありますよ。

少しイメージがわからないので、もう少し教えてもらっていいでしょうか?

歯列矯正と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?

多くの方が、歯に小さな装置をつけることを思い浮かべるでしょう。その小さな装置をブラケットと呼びます。その「ブラケット」を歯に取り付けるには、どのような方法があるのでしょうか

ブラケットをつける二つの方法について

ダイレクトボンディング

一つ目は、矯正医が直接患者さんのお口の中でブラケットを一つずつ丁寧に装着する「ダイレクトボンディング法」です。

インダイレクトボンディング

もう一つは、より最新のアプローチとして、事前に患者さんの歯型に基づいて作られた特別なトレーを使って、ブラケットを一度に装着する「インダイレクトボンディング法」です。

では、これらの方法にはどのような違いがあるのでしょうか?

今回は、これらの疑問にお答えするために、両方のボンディング法について詳しく解説していきます。あなたが歯列矯正を検討する際の参考になれば幸いです。

ダイレクトボンディング法について

ダイレクトボンディング法って直接装置をつける方法のことでしょうか?

はい、その通りです。ダイレクトボンディング法は、矯正歯科で最も一般的に採用されている方法で、私たち矯正医が患者さんのお口の中で、一つ一つのブラケットを直接歯に装着していきます

何か気を付ける注意点はあるのでしょうか?

はい、いくつかあります。まず、最も重要なのは、ブラケットを歯に装着する位置の正確さです。これが治療の成功に直結します。ブラケットの位置が少しでもずれてしまうと、歯を動かす力の方向が変わってしまい、治療期間が長引いたり、予想外の結果になる可能性があります。

ダイイレクトボンディング法の特徴

ダイレクトボンディング法は、矯正治療におけるブラケット装着の基本的な手法です。この方法では、矯正医が直接、患者の口内で各歯にブラケットを一つずつ丁寧に貼り付けていきます。

治療の成功は、ブラケットを装着する位置の精度に大きく依存するため、矯正医は高度な技術と集中力を要します。正しい位置にブラケットを配置することで、歯を動かす力が適切な方向に作用し、効率的かつ予測可能な治療結果をもたらします。

なるほど、精度がとても大切なんですね。でも、お口の中って狭くて見づらいと思うのですが、どうやって正確な位置に装置をつけるんですか?

良い質問です。確かにお口の中は狭く、見づらい場所です。でも、ミラーや拡大鏡など使用して、視界を確保しながら治療を行います。それでも正確に装置をつけるのが難しい場合などは、インダイレクトボンディング法などを行います。

ダイレクトボンディングの問題点

一方で、ダイレクトボンディング法は、矯正医の技術に大きく依存するという側面もあります。これらの課題を解決するために、矯正歯科ではもう一つの革新的な方法、インダイレクトボンディング法が採用されています。この方法では、患者さんの歯型を取り、あらかじめブラケットを正確な位置に配置したトレーを用いて、ブラケットを装着することができます。これにより、治療の精度を高めることが可能となります。

インダイレクトボンディングについて

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