院長ごあいさつ

研究と臨床、そして教育の3つの視点から、
最善の矯正治療を追求していきます。
矯正治療は、計画と現実の間にいつも小さなズレがあります。
だからこそ、私はデジタル技術でそのズレを見える化し、安心して進められる治療を目指しています。
奈良から“人に寄り添うデジタル矯正”を発信していきます。
現在も歯の動きに関する研究を続けており、大阪歯科大学の非常勤講師として研究や教育にも携わっています。
研究と臨床、そして教育の3つの視点から、これからも患者さんにとって最善の矯正治療を追求していきます。
院長
氏井 庸介 Ujii Yosuke
なぜデジタル化に
力を入れているのか?
大学院時代(2007)
大学院では、患者さんの模型を一つひとつ歯を分けて、治療後の完成予測模型を作っていました。
しかし、石膏で作るため、作業を進めるうちに歯が欠けたりボロボロになったりして、正確なものを作るのはとても難しく、いつも苦労していました。
「これをデジタルで可視化できれば、どれだけ楽になるだろう」
そう思ったのが、私にとってデジタル化を意識した最初のきっかけでした。

卒業後(2016)
卒業後、私はデジタル化を押し進め、アメリカや日本の先生方から学びました。
デジタルシミュレーションを用いて治療ゴールを可視化できるようになり、矯正治療は大きく進歩したと感じました。
しかし、ここで新たな課題に直面します。
計画通りにスムーズに進むケースもあれば、思ったように進まないケースもあるのです。
その原因は、筋肉の働き・咬合・骨の干渉など、デジタル上では再現しきれない要素でした。


現在(2025)

だからこそ私は「治療中のリアルタイム観察」が重要だと考えました。 その答えとして導入したのがデンタルモニタリング(DM)です。
患者さんに定期的に動画を送っていただくことで、治療計画と現実の歯の動きのズレをAIが検知し、早期に発見・修正できるようになりました。
この取り組みは2022年から始めていますが、まだ進化の途中。
今後もデジタル化を組み合わせることで発展させ、さらに精度の高い「安心できる矯正治療」へとつなげていきたいと考えています。
略歴
2007年 | 大阪歯科大学卒業 歯科医師免許取得 |
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2012年 | 大阪歯科大学 大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻) にて博士(歯学)取得 |
2013年 | 大阪歯科大学 歯科矯正学講座 講師(非常勤) |
2014年 | 大阪歯科大学 ポストドクトラルフェロー博士研究員 |
2019年 | 氏井矯正歯科クリニック 院長 |
所属学会
- 日本矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 近畿東海矯正歯科学会
- 日本顎関節学会会員
- 日本顎変形症学会
- 日本口蓋裂学会
- 大阪歯科学会
修了・資格証明書




