院長ごあいさつ
研究と臨床、そして教育の3つの視点から、
最善の矯正治療を追求していきます。
矯正治療は、計画と現実の間にいつも小さなズレがあります。
だからこそ、私はデジタル技術でそのズレを見える化し、安心して進められる治療を目指しています。
奈良から“人に寄り添うデジタル矯正”を発信していきます。
現在も歯の動きに関する研究を続けており、大阪歯科大学の非常勤講師として研究や教育にも携わっています。
研究と臨床、そして教育の3つの視点から、これからも患者さんにとって最善の矯正治療を追求していきます。
院長
氏井 庸介 Ujii Yosuke
ACADEMIC RESEARCH / 学術研究・学会発表
日本矯正歯科学会で研究発表を行いました
2026年10月に開催された第85回日本矯正歯科学会学術大会において、氏井庸介院長が研究発表を行いました。
今回の研究では、スマートフォンを用いた遠隔モニタリングのデータから、矯正治療中の上顎左右の犬歯の動きを3次元的に分析しました。前後方向だけでなく、頬舌方向・上下方向も含めて評価し、従来の1方向の評価では把握しきれない左右の動きの違いを検討しました。
発表内容
第85回 日本矯正歯科学会学術大会
学術展示:学展-138
演題
スマートフォン型遠隔モニタリングによる上顎両側犬歯遠心移動の3次元動態
― 歯根皮質骨距離左右差との関連 ―
発表者:氏井 庸介
所属:大阪歯科大学 生理学講座
演題
本研究の9症例では、左右の歯の動きの違いのうち67.5%が、前後方向以外の頬舌・垂直方向に由来していました。
※少数例による研究であり、結果をすべての患者さんに一般化できるものではありません。
今後も研究活動を通じて新たな知見を積み重ね、日々の矯正診療に生かせる可能性を検討してまいります。
関連リンク:日本矯正歯科学会学術大会 公式サイト
学術展示一覧
なぜデジタル化に
力を入れているのか?
大学院時代(2007)
大学院では、患者さんの模型を一つひとつ歯を分けて、治療後の完成予測模型を作っていました。
しかし、石膏で作るため、作業を進めるうちに歯が欠けたりボロボロになったりして、正確なものを作るのはとても難しく、いつも苦労していました。
「これをデジタルで可視化できれば、どれだけ楽になるだろう」
そう思ったのが、私にとってデジタル化を意識した最初のきっかけでした。
卒業後(2016)
卒業後、私はデジタル化を押し進め、アメリカや日本の先生方から学びました。
デジタルシミュレーションを用いて治療ゴールを可視化できるようになり、矯正治療は大きく進歩したと感じました。
しかし、ここで新たな課題に直面します。
計画通りにスムーズに進むケースもあれば、思ったように進まないケースもあるのです。
その原因は、筋肉の働き・咬合・骨の干渉など、デジタル上では再現しきれない要素でした。
現在(2025)
だからこそ私は「治療中のリアルタイム観察」が重要だと考えました。 その答えとして導入したのがデンタルモニタリング(DM)です。
患者さんに定期的に動画を送っていただくことで、治療計画と現実の歯の動きのズレをAIが検知し、早期に発見・修正できるようになりました。
この取り組みは2022年から始めていますが、まだ進化の途中。
今後もデジタル化を組み合わせることで発展させ、さらに精度の高い「安心できる矯正治療」へとつなげていきたいと考えています。
略歴
| 2007年 | 大阪歯科大学卒業 歯科医師免許取得 |
|---|---|
| 2012年 | 大阪歯科大学 大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻) にて博士(歯学)取得 |
| 2013年 | 大阪歯科大学 歯科矯正学講座 講師(非常勤) |
| 2014年 | 大阪歯科大学 ポストドクトラルフェロー博士研究員 |
| 2019年 | 氏井矯正歯科クリニック 院長 |
所属学会
- 日本矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 近畿東海矯正歯科学会
- 日本顎関節学会会員
- 日本顎変形症学会
- 日本口蓋裂学会
- 大阪歯科学会
著書・翻訳
| 2022年9月 |
「歯科矯正学における3D診断および治療計画」(クインテッセンス出版) 分担翻訳 |
|---|---|
| 2023年5月 |
「基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門 〜IOSと3Dプリンターを応用したカスタムメイド矯正装置〜」(クインテッセンス出版) 分担翻訳 |
メディア掲載
| 2025年7月 |
オーストラリア歯科専門誌「Australasian Dentist」Issue 109 掲載 「Optimizing Braces Treatments with DentalMonitoring」 |
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修了・資格証明書
